繊維産業におけるLCA人材育成

繊維産業における
LCA人材育成

繊維産業におけるLCA人材育成共同研究講座

ABOUT

 信州大学繊維学部・カケンテストセンター・ボーケン品質評価機構・日本繊維製品品質技術センター・ニッセンケン品質評価センター・メンケン品質検査協会・ケケン試験認証センターで構成する「繊維産業におけるLCA人材育成コンソーシアム」を発足しました。本コンソーシアムでは,国際的な産業・市場の変化に対応し,環境負荷を定量的に評価でき,クリーンなエネルギーの利用とAIやIoT,ビッグデータなどのデジタル技術を活用して、未来に向けた繊維産業を牽引できる人財を育成する共同講座を開講します。このプロジェクトは,「繊維産業におけるLCA人材育成共同研究講座」として,経済産業省の「令和4年度 共同講座創造支援事業費補助金」に採択されました。  

 講座については,「サステイナブルに向けて繊維分野が直面する課題」「IDEAの繊維分野への展開の重要性」,「LCAの考え方と関連技術」「繊維産業の国内情勢」「繊維製品用LCAプラットホーム(今回の取組紹介)」を一般公開(無料),「繊維業界のサステナブル海外情勢」,「IDEAの基本(演習)」「サステナブルに向けたDX技術の導入」を限定公開(一般有料),信州大学繊維学部が中心になってオンラインで実施しますので,幅広くご参加ください。

 研究プロジェクトでは,繊維製品におけるLCAのプラットホームを構築し,繊維産業におけるCO2排出量の削減を促進することを目的として,経済産業省から「J-Innovation HUB 地域オープンイノベーション拠点選抜制度(国際展開型)」に選ばれている信州大学繊維学部Fiiが中心となって実施します。

① 共同研究講座では,次の3つを主要テーマとして取り組み,実現を目指します。

繊維産業に幅広くLCAの考え方を普及する 【講座】

持続可能な繊維製品を目指して,リペア・リデュース・リユース・リサイクルを含む循環産業化の仕組みを構築する 【研究】

研究の成果を活用して,繊維産業でLCAのコンサルティングができる人材を育成する 

② 研究の⽬的・⽬指す社会像

 繊維製品を対象にしたLCAのオープンプラットホームを構築し、繊維産業におけるCO2排出量の削減を促進することを⽬的とします。

繊維製品のライフサイクルにおいて、 各プロセスでのLCA評価を⾏い、俯瞰することで、 原材料からのCO2排出量を減らす
必要性を定量的に認識

原材料からのCO2排出量を減らすミッションを具体化し、 製造⼯程の廃棄、売れ残りの廃棄、使⽤後の廃棄を減らす
リデュースアクション、⻑寿命化アクションにつなげる

原材料からのCO2排出量を減らすミッションを具体的に 定量化することにより、廃棄、回収を経て、リユースやリサイクル にループする循環型アクションにつなげる

③ 研究の概要・ミッションステートメント(2023年度)

繊維製品のライフサイクルにおいて、 「原材料ー紡績ー織編ー染⾊ー縫製ー輸送ー店舗ー利⽤ー廃棄」 の各プロセスでのLCA評価を⾏い、俯瞰する具体的⽅法を構築し CO2排出量削減アクションの優先順位の理解を進める

製品販売後のプロセスである「廃棄」時のCO2排出量を 製品段階で予測して評価する⼿法を構築し、 リデュースアクションを起こす仕組みを確⽴

製品販売後のプロセスである「利⽤」時の寿命を 製品段階で予測して評価する⼿法を構築し、 修理を含む⻑寿命化アクションを起こす仕組みを確⽴

廃棄後の回収を評価する際の課題を抽出し、 次年度以降の仕組みづくりの基礎にする

回収後のリユース、リサイクルを評価する際の課題を抽出し、 次年度以降の仕組みづくりの基礎にする

INFORMATION

LIBRARY

SEMINAR


第1回 8月27日 (火) 10:00~12:00

演題「EUの繊維政策と導入予定のEPR(拡大生産者責任)の背景」
      
講師 長 保幸 特任教授(信州大学)

第2回 9月24日 (火) 10:00~12:00

演題「アパレル製品の原料から廃棄までの環境負荷を考える手順書」
  
講師 村上 泰 教授・藤吉 一隆 特任教授・枝村 正芳 特任教授(信州大学)

第3回 11月5日(火)10:00~12:30

講演① 仮題 「繊維製品の環境配慮等のサステナビリティへの対応について」
    講師 経済産業省 製造産業局 生活製品課長 高木重孝 氏 

講演② 仮題 「地球温暖化の現状と脱炭素経営の推進」
    講師 環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 脱炭素ビジネス推進室長 杉井威夫 氏 

講演③ 仮題 「国際認証制度の動向について⁻Textile Exchangeカンファレンス2024(10/28-10/31@Pasadena,CA、USA)の報告」
    講師 一般社団法人M.S.I./Textile Exchange 稲垣貢哉 氏  

CONTACT

信州大学 繊維学部 Fii

〒386-8567 長野県上田市常田3-15-1

TEL:0268-21-5454 FAX:0268-21-5374
Mail:fii@shinshu-u.ac.jp

SEMINAR

第1回 8月27日(火)10:00~12:00

〇演題
「EUの繊維政策と導入予定のEPR(拡大生産者責任)の背景」

〇講師 
長 保幸 特任教授(信州大学)

第2回 9月24日 (火) 10:00~12:00

〇演題
「アパレル製品の原料から廃棄までの環境負荷を考える手順書」

〇講師
村上 泰 教授・藤吉 一隆 特任教授・枝村 正芳 特任教授(信州大学)

第3回 11月5日(火)10:00~12:30

講演① 
〇仮題
「繊維製品の環境配慮等のサステナビリティへの対応について」
〇講師
経済産業省 製造産業局 生活製品課長 高木重孝 氏 

講演②
〇仮題
「地球温暖化の現状と脱炭素経営の推進」
〇講師
環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 脱炭素ビジネス推進室長 杉井威夫 氏 

講演③
〇仮題
「国際認証制度の動向について⁻Textile Exchangeカンファレンス2024(10/28-10/31@Pasadena,CA、USA)の報告」
〇講師
一般社団法人M.S.I./Textile Exchange 稲垣貢哉 氏  

CONTACT

信州大学 繊維学部 Fii

TEL:0268-21-5454
FAX:0268-21-5374

Mail:lca_jinzai@shinshu-u.ac.jp