感覚と機能を測り、
人と製品、暮らしと技術をつなぐ。
そして、モノづくりに
新しいスタンダードを。
丸研究室では、製品を通じて人が「どのように感じるか」、そして製品が「どのように機能するか」を科学的に解き明かす研究をしています。
感覚を測るとは?
たとえば、
「なんとなく好き」「肌にしっくりくる」「心地いい」といった、一見すると曖昧な“印象”や“感覚”。
これらは主観的な経験である一方で、
製品の魅力や快適性、安全性にも深く関係しています。
私たちは、心拍・皮膚温・血流などの生理計測や形容語による官能評価などの心理計測を通じて、
この“曖昧だけど大切な感覚”を測り、可視化・定量化することにチャレンジしています。
機能を測るとは?
製品がもつ熱的性能・動作適応性・視認性・耐久性能など、
“機能がどう働くか”を捉えることも、私たちの重要な研究対象です。
特に、作業服(防護服、ファン付きウェア、高視認性安全服)のような
特定の環境下で着用される衣服の安全性や快適性など、
従来の試験法ではとらえきれない実使用環境に着目し、
機能が人にどのような影響を与えるかという視点で評価を行っています。
「測る」ことは目的ではなく、つなぐための手段です。
すなわち、計測によって得られるデータは、人間の感覚や行動と、製品の特性とのあいだの橋渡しになります。
このように、
日常の暮らしの小さな気づきから生まれる感覚と、
工学的に磨き上げられた技術・製品のあいだに立ち、
それらを”科学の言葉でつなぐ”ことをめざしています。
丸研究室では、製品の快適性や印象を評価するだけでなく、
研究成果が、例えば下記のように、実際の製品開発や産業に広く還元されることを目指しています:
当研究室が取り組む評価技術の探求、そして研究成果の還元は、
生活者にとっては、より安全で快適な製品の実現に結びつき、
産業界にとっては、製品の高付加価値化や設計指針の進化につながります。
すなわち、“生活者視点のものづくり”として社会に新しい基準(スタンダード)を提供するものと考えています。
丸研究室では、学生ごとに異なるテーマに取り組み、
例えば以下のような研究を行っています:
さらに詳しい情報は、以下の Research ページや Youtube チャンネル で紹介しています。
▶ Research(研究紹介)ページへ
▶ YouTubeチャンネルを見る
論文リストは、以下の Pablications ページをご覧ください。
▶ Pablications(研究業績)ページへ
丸研究室では、各自の研究テーマについて、自分の関心から問いを立て、自分の言葉で語れるように、
以下の方針で教育・指導を行っています:
さらに詳しい情報については、以下のページをご覧ください。
▶ Join Maru Lab!(入研希望者向けページ)へ
研究に対する専門的な知識や経験は、入ってから身につけていけば大丈夫です。
むしろ、「身の回りの製品をよく観察するのが好き」「感覚的なことを言葉にするのが面白い」と感じる人にこそ、
ぴったりの研究室と思います。
研究室に興味がある方は、Join Maru Lab! のページをご覧ください。
研究内容や指導スタイル、日々の活動について、学生の視点も交えて紹介しています。
▶ Join Maru Lab!(入研希望者向けページ)へ
見学希望やお問い合わせについては、Access/Contact のページをご覧ください。
▶ Access/Contact(住所・お問い合わせ)へ
繊維工学|衣環境学|感覚計測工学|感性評価|機能性評価|計測・評価技術|標準化|モノづくり|社会実装
〒386-8567
長野県上田市常田3-15-1
信州大学 繊維学部 先進繊維・感性工学科
© 2023 Created with Maru_Lab