このページでは、研究室配属希望者向けの情報として、当研究室の研究テーマや学生指導の考え方、研究室の雰囲気について紹介しています。
さらに詳しい話を聞きたい方は、直接研究室に来ていただくか、こちらのフォームからお問い合わせをお願いします。

「これを使っていると、なんか気持ちいいな」「なんとなく好き」
そんな曖昧な“心地よさ”を、科学的な計測手法によって解き明かしてみませんか?
当研究室では、日常に身近な製品と人間の感覚の相互関係に着目して研究をしています。
「衣服や化粧品、インテリアファブリックなどの製品」、「人間の生理・心理」に興味を持つ先進繊維・感性工学科の学生、または他大学を卒業し大学院から当研究室で学びたいの参加を歓迎します。

以下の▶ をクリックすると各項目の説明を確認できます。

繊維と被服に関する学術的基盤を踏まえながら、情報工学・計測工学・生理学・心理学などの隣接分野との融合を図り、学際的なアプローチによる研究を重視しています。
あわせて、社会課題の解決につながる実用性・応用性の高いテーマ設定を心がけています。
研究の形態としては、①研究室内で完結するテーマに加えて、②他大学との共同研究、③企業との産学連携プロジェクトなど、外部との協働による研究も積極的に取り入れています。

学生一人ひとりが異なる研究テーマに取り組むスタイルを採用しています。
それぞれの学生が興味を持つ製品や現象を出発点に、そこに潜む社会的課題を見出し、リサーチクエスチョンを構築するところから研究を始めます。
また、研究の計画やスケジュールの管理も学生自ら行うことで、研究を“自分ごと”として捉えられるようにサポートしています。

教員との対話はもちろん、学生同士のディスカッションや学会など外部での発表を通じて、自分の中だけでは生まれなかった視点に触れ(感じる力)、それをもとに自らの思考を整理し(考える力)、他者に伝える力(表現する力)を養っていきます。
単に作業として進めるのではなく、「なぜこのテーマに取り組むのか」「このテーマにはどのような意味や価値があるのか」と問い続けるプロセスを通じて、これらの力を磨いていきます。
最初は与えられたテーマであっても、自ら問いを立て、新たな視点から掘り下げていく中で、研究の意味や価値を自覚し、積極的に高めていける”主体的な研究者”としての成長を目指しています。

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毎週行われるゼミは金井研究室と合同で実施しています。学生ごとに担当回が決められており、およそ月1回のペースで進捗報告のプレゼンテーションを行います。
やや大きめの研究グループでゼミを行うことで、自分の研究の状況を客観的に振り返ると同時に、他のメンバーのテーマに向き合うことで、新たな視点や改善のヒントを得ることができます。

毎週1回のペースで行うランチミーティングでは、2~3人の少人数グループで、前週の振り返りや今週の計画を簡単に確認しています。
日々の研究のちょっとした悩み、生活や趣味のことまで、幅広く話す場として活用しています。
日常的な対話を通じて、学生同士・教員との心理的な距離感が縮まり、研究に関する相談もしやすい雰囲気づくりを心がけています。

各自が研究の年間計画や月間・週ごとの実施内容を可視化する”研究管理シート”を作成・更新しています。
この取り組みにより、研究全体の流れを自分でデザインする感覚が育ち、短期・中期の見通しを持って行動する習慣が身につきます。

大学院生には、国内外の学会での研究発表を積極的に推奨しています。
発表に自信をもって臨めるよう、事前の資料作成や発表練習に十分な時間をかけ、研究内容のブラッシュアップを丁寧に支援しています。
また、発表後にはフィードバックをもとに研究の見直しを行い、次のステップへとつなげることを大切にしています。
社会に向けて研究を発信する経験は、自己理解や表現力を高めるとともに、他分野の研究者や企業との出会いや視野の拡張にもつながります。

学外の研究機関や他大学との研究会などを通じて、外部の研究者と直接交流する場を設けています。
専門性の異なる視点にふれることで、学際的な視野を広げ、自身の研究を新たな角度から捉えなおすきっかけとなります。

定期的なゼミやミーティングに加えて、実験計画、データ分析、論文執筆、資料作成など、研究に関するさまざまな相談に随時個別で対応できる体制を整えています。
研究以外のことについても、必要に応じて気軽に相談できる関係づくりを大切にしています。

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上記イメージ図のように、学生が研究への理解と関与を段階的に深めていけるよう配慮しています。
4年次には、教員や先輩と共に実験を行いながら研究に親しみ、自律的に進める力を養っていきます。
大学院進学後は、さらに創意工夫を凝らしたテーマに挑戦し、学会発表・学外研究者との交流を通じて、自らの研究を社会へと発信していく力を育てていきます。

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研究室卒業時に学生に依頼したアンケートを基に作成しています。

  • 研究テーマに魅力を感じたことと、丸先生が金井先生の研究室で学ばれたと知り、その流れを受け継ぐ研究ができると期待したためです。

  • 研究活動に精力的に取り組む学生の雰囲気と,熱心な指導をしてくださる先生がいるか、がポイントでした。
    私は大学3年次までは進級ぎりぎりの成績だったため、研究室配属をきっかけに心を入れ替えて「研究に打ち込むぞ」というモチベーションで丸研究室を選びました。

  • 研究室になじめるか、部活と両立できるか、研究しっかりと進められるか不安はあったが、実際はなんとかなりました 笑

  • 研究室の同期や先輩方と馴染めるか、どんな研究テーマになるかが不安でしたが、個性的で愉快なメンバーが多く、楽しい3年間を過ごせました。また、研究テーマについては、必死に取り組んでいくうちに自分のものになっていく感覚がありました。

  • ゼミ発表や実験などで遅くまで学生室に残って準備したこと、その際に先輩後輩同期と色々な話をしたことが一番印象に残っています。

  • 学生室で仲間とくだらない話をしたり、ゲームをしたのが楽しかったです。また、金井研究室のメンバーと合同でマラソン大会に出場したことも良い思い出です。

  • 週一回のミーティングがかなり効果的で良かったと思います。先生が研究について困ったときに道筋を一緒に考えてくれることも非常に助かりました。

  • 先生が面倒をよく見てくれるところ、毎週ミーティングがあるので研究について不安な点はその場で相談出来ます。また学会発表の際には手厚いサポートをしていただき、大変ではあるが成果も得ることができ、自信がつきました。

  • 研究の道筋を立てるために一緒に考えることに時間を尽くし、方向性を明確にしてくれました。サポートの頻度に関しては、自分はかなり細かく質問に伺っていたため、その度に助けてもらいました。

  • 熱血な指導スタイルで、手厚くサポートをしてくれる部活の顧問のような先生です。
    はじめは少し怖いという印象を持たれるかも知れませんが、打ち解けるとおしゃべりで優しい先生だと分かります。

  • 計画や目標に対してどのようなマイルストーンを置く必要があるかを考えること、それを実行するスキルが身についたと感じています。
    温熱生理学や生理計測方法、プログラミング能力も身についたと思います。

  • 一番身についたと感じていることは、プレゼンスキルです。聞く人に伝わりやすく、説得力のある発表構成や、正しい言葉の使い方等を3年間で叩き込んでいただきました。さらに、計画力・情報収集力・思考力も身についたと感じています。
    これらのスキルは就職活動のみならず普段の生活でも役に立っています。

  • 研究はしんどいこととか、悩むことが沢山ありますが少しずつでもやれば進んでいきます。
    最終的な目標、それを達成するまでに必要な物事を整理すると、今やっていることは研究のどこに必要なことかが見えてきます。一つずつ積み重ねていってください!

  • “失敗しても、学生の自分に失うものは何もない!”というつもりで沢山チャレンジしてみてください!

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繊維学部 先進繊維・感性工学科 金井研究室

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〒386-8567
長野県上田市常田3-15-1
信州大学 繊維学部 先進繊維・感性工学科

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