1984-1986年
木崎湖をフィールドに「中栄養湖における底生動物群集の個体群動態とその環境要因」について調査。研究対象はユスリカ類の幼虫が中心。生物学的アプローチによる検討。
1987-1990年
諏訪湖をフィールドに「富栄養湖から大発生するユスリカ類の発生メカニズムと周辺住民の生活に及ぼす影響・防除法などに関する研究」が中心。研究対象はユスリカ類の成虫が中心。これまでの生物学的アプローチに、衛生動物学・公衆衛生学的アプローチを加え、ヒトと生き物との共生をベースにその防除法などについて研究。(現在も継続中)
1991-1998年
富士五湖(特に河口湖)をフィールドに「湖沼生態系における特定生物の大発生とそのメカニズム」について研究。人為的に起こされた河口湖における魚類相の変化が他の生物群集に及ぼす影響について調査。富士五湖におけるユスリカ相に関する比較研究も実施。
1999年
・諏訪湖におけるユスリカ成虫の防除対策の一つとして、音響を用いた大量捕獲のための基礎研究を野外において実施。
・千曲川における水生昆虫相の季節的変化についても調査を開始した。(現在も継続中)
・室内プールより発生するユスリカ類の駆除・防除に関する研究。
2005年
・木崎湖のユスリカ類について20年ぶりに調査を再開。幼虫調査と成虫調査をあわせて開始した。
・野尻湖のユスリカ類について調査を開始。
2010年
・上高地における水生昆虫類の分布調査を開始。特にユスリカ類、トビケラ類、ガガンボ類に焦点をあて、実態把握のために春、夏、秋の年3回の調査を実施している。
・全亜鉛濃度が水生生物に与える影響についても梓川で調査を開始した。
2012年-
長野県内におけるヒトスジシマ蚊の分布調査を開始。上田市における季節的変動や吸血飛来密度の変化も調査。
2015年-
・千曲川中流域における二次生産に関する研究を開始。(現在も継続中)
・柏崎市鵜川上流域におけるブユ成虫の駆除・防除に関する研究。(現在も継続中)
2022年ー
・菅平ダム湖における浮遊ユスリカ蛹の脱皮殻に関する研究(現在も継続中)